導入事例

電子処方箋を導入している
薬局さまのお声

2023年3月に電子処方箋を導入している双和薬局さまに、導入のきかっけ、導入準備に必要なことや注意点、リモートサポートの様子などの話をお聞きしてきました。

申請してみないと気づけないことがたくさんありました

電子処方箋を導入したきかっけを教えてください。

私たちの薬局は多くのクリニックから処方箋を受けているので、早めに導入しておく必要があると感じていました。また、すぐ隣に300床以上の大きな病院があって、その病院からも「近々開始するので準備をお願いします」と要望がありました。そのことをモイネットシステムさんに相談すると、対応できるとのことだったので、私たちも導入準備を開始しました。夏以降の対応となるレセコン会社さんもあると聞いていたので、モイネットシステムさんに相談して良かったと思います。

実際に導入するうえで苦労されたことはありますか?

電子処方箋ポータルサイトで「電子処方箋利用申請」の手続きをする際に、必要書類を申請していなくて、「本格稼働できなかったらどうしよう」など心配ごとばかりでした。ポータルサイトにアカウントを作成することから始まり、申請することがたくさんありましたが、申請のために送られてくるメールを見落とさないようにし、申請そのものはなんとかスムーズにいきました。しかし、申請後に届いた封書に、クライアント証明書をダウンロードする際に入力必要なパスワード・番号が記載されているのですが、それを読んでおらず、気づいた時には有効期限が切れていました。

すぐに問い合わせて再発行してもらったので無事に導入することができましたが、節穴でしたね。(笑)申請して終わりということではないので、送付される書類にもしっかり目を通しておくことが大切です。あとは、HPKIカードを申請しても供給がおいつていないので、私一人分しか届いていないのが現状です。モイネットシステムさんはHPKIセカンド電子証明書に対応しているのでその点安心でした。

パソコンの設定やプログラムのインストールは問題なく進みましたか?

そうですね。モイネットシステムさんが遠隔操作でインストールやパソコンの設定をしてくださったのでスムーズに進みました。導入したあともパソコン画面の使用感などは問題なく利用できています。

電子処方箋運用における今後の課題はありますか?

厚生労働省が提示している運用と現場の運用との間にはまだまだギャップがあると感じています。例えば、電子処方箋の控えには処方内容や用法の記載がないこと、ジェネリック医薬品など前回処方の引き継ぎができないこと、ペーパーレスを掲げつつも、現状の調剤現場では印刷物を必要とすること、患者さまがクリニックで電子処方箋を選択すると処方予約も同時にできてしまうと勘違いされないか、などですね。

こういった課題の解決は、私たち現場のスタッフだけは限界があるので、モイネットシステムさんにも相談しながら、一つずつ一緒に解決していきたいですね。ただ、そういったことも導入してみてはじめて分かるので、早い段階で準備しておいたことはとても良かったと思います。

電子処方箋の会社選びのポイントを教えてください。

やはりサポート体制がきちんと整っている会社ではないでしょうか。日々の「困った!」を即座に対応してくれる会社さんはとても頼りになります。私たちも、「こんな時はどうしたらいいの?」となったときはすぐに問い合わせをしています。モイネットシステムさんは、リモートサポートが本当に強くて、電話に出た方が何でも対応してくれます。電話をたらい回しにすることもなく、迅速に解決していただけるので安心して利用しています。

電子処方箋の導入を検討されている薬局経営者さまに向けてメッセージをお願いします。

補助金もでるので、せっかく導入するなら早く対応するのが良いと思います。ただ、新しいことを導入するのは分からないことも多く、すごく不安があると思います。でも、導入することで解消できる不安もあります。その上で分からないことがあれば、レセコン会社さんに助けてもらえば大丈夫です。私も「困ったらモイネットさん!」といつも助けてもらっています。

双和薬局さま
受付~調剤までの流れ

電子処方箋を導入すると、複数の医療機関・薬局をまたいで、 直近のデータを含む過去3年分のお薬のデータが参照できるようになります。また、処方・調剤するお薬が、患者さまが服用中のお薬と重複投薬・併用禁忌にあたらないかを「電子処方箋 管理サービス」でチェックし、その結果を確認できるようになります。

電子処方箋の受付方法は3つあります。モイネットシステムは3つの方法すべてに対応しています

電子処方箋の引き換え番号を患者さまから取得し、引き換え番号で照会して受け付ける方法

処方内容(控え)に記載されているQRコードを読み取る方法

マイナンバーカードで受け付ける方法

処方箋の取得

電子処方箋管理サービスから処方内容を取得

処方調剤された情報や重複投薬チェック結果の参照

患者さまが服用中のお薬と重複投薬・併用禁忌にあたらないかを確認

調剤内容の登録・処方

お薬を調剤した後、薬局は調剤結果を「電子処方箋管理サービス」に送信

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薬局名
双和薬局
運用開始月
2023年3月
スタッフ構成
薬剤師16名/スタッフ10名
薬局端末数
20台
月間処方箋受付枚数
7000枚